pp58_pp68ラストダイニングチェア。ppモブラー:ハンスJ・ウェグナー

PP58・PP68の魅力:その①素材

PPモブラー:1953年創業のハンスJ・ウェグナーがこよなく愛したデンマークの工房の一つです。ハンスJ・ウェグナーの代表作1951年:ザ・チェアも現在この工房に受け継がれています。「ザ・チェアは一脚70万円~!」なかなか家具の常識を考えるととてつもなく高価で手が出せるものではありませんが、ベストセラーアイテムの一つです。僕も1脚所有しています。「でもどうしてこの価格?」。最高の材料を最高の技術力で時間をかけて一脚一脚妥協せずに作る。高品質でゆるぎない伝統の証がデザインとなるのです。PPモブラーの職人たちは椅子の製造に入る前にまずは気持ちを高める事から入ります。とにかく家具の製造にとことん集中できるように数日前から気持ちを作ることから始めるそうです。まるでオーケストラの指揮者のようです。

デンマークで育てられたオーク材やビーチ材を極限まで乾燥させることによって痩せ狂いを防ぎます。がしかしこの乾燥に耐えられるのは全体の4割。という事は約6割の木ははじかれる事となるのです。この難関を通過できた優等生だけが材料として使われる。通常木製の椅子は寿命が長くても20年~30年と言われます。木が痩せていき、つなぎ目に使う接着剤はいつしか無くなってしまいます。でもPPモブラーは痩せにくい材料と接着剤に依存しない特殊な工法で日常使いによる経年劣化を極限まで防ぎます。僕の所有しているザチェアはおそらく50年は経ってますが今でもびくともしません。脅威です。

「椅子の保証期間って何年ですか?」とメーカーに問う

「保証期間って何?僕たちは一生使えるものを作っているんだよ!」

もちろん商法上国内で販売するにあたり常識の範囲内で保証期間は設定されますが、職人たちは壊れる事などはなはな想定してないのです。日常使いとして一生使える道具を目指しているのです。

pp58_pp68ラストダイニングチェア。ppモブラー、ハンスJ・ウェグナー

PP58・PP68ハンスJ・ウェグナーの隠れた傑作

PP58・PP68の魅力:その①素材

PP58・PP68の魅力:その②座り心地

PP58・PP68の魅力:その③デザイン

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